光学素子
ガイダンス
MEオプティクスセレクションガイド ME-Optics Selection Guide

このセクションで紹介するレンズ(およびレンズの組合せ)は、球面単レンズと比較すると用途は限定的になりますが、
専用用途においては非常に高い性能が得られます。

ビーム集光
タイプ 特徴 使用用途
アクロマティックレンズ 色収差、球面収差が小さい。
焦点距離、口径のラインアップが多い。
低出力のレーザのビーム集光
無限遠像の結像光学系
(望遠鏡の対物レンズ、顕微鏡の結像レンズ)
集光レンズ 高いレーザ耐力
回折限界近くまでスポット径が絞れる。
レーザマーキング、切断、溶接などの
レーザ加工用レンズ
対物レンズ 収差が少なく高倍率が得られる。
大きなNAでスポット径を小さく絞れる。
可視光による観察ができる。
可視光、紫外光、赤外光の顕微鏡観察
レーザ光を微小スポットに絞り込む
レーザ光による微細加工

ビーム整形
タイプ 特徴 使用用途
ビームエキスパンダー 球面収差を最小にした最適化設計
一体化されたコンパクト形状
レーザビーム径の拡大(干渉計、投影系)
レーザ集光スポットを小さく絞る場合
(集光レンズに入射するビーム径を大きくする)
スペイシャルフィルター
(対物レンズ)

アクロマティックレンズ
ビーム倍率の自由度が高い。
きれいなビームプロファイルが得られる。
大きなコリメートビームが必要な場合
ビームの口径を変えたい場合
(アクロマティックレンズの交換)