アプリケーションシステム
バイオフォトニクス
カタログコード:W2078
光ピンセットMini2 LMS2

従来品の光ピンセットMiniより安価かつ省スペースになりました。

顕微鏡観察下の細胞や生体分子等を、レーザビームで非接触にトラップすることが可能です。

トラッピングレーザには近赤外(1064nm)を使用しているため、細胞や生体分子等に対するダメージを最小限に抑えることができます。

0.2〜20µm前後の微粒子をトラップすることができます。

別売の顕微鏡用XY自動ステージと併用することで、トラップした対象物を任意のポジションに移動可能です。

階層構造を持つ顕微鏡に取り付けることで、蛍光観察との共用が可能です。

レーザトラップ動画

顕微鏡:倒立顕微鏡IX73(オリンパス社製) BIOSステージ使用
対物レンズ倍率:100倍
レーザ出力:100mW(対物先端にて)
センサーサイズ:1/3型(640x480)※(4)のみ2/3型(2048x1088)

(1)対象物:イースト菌(酵母)7~8μm
(2)対象物:粒形1μmポリスチレンビーズ

保持力の強さを示した動画です。

(3)対象物:粒形10μmポリスチレンビーズ

10μmの大きさでも補足できることを示した動画です。

(4)対象物:粒形45μmポリスチレンビーズ

45μmの大きさでも保持はできていないが、かろうじて動かすことができることを示した動画です。カメラのサイズを大きいものに変更してます。

注意

レーザ照射位置は顕微鏡の視野中心に固定式です。

顕微鏡への直接接続のため、顕微鏡の機種によって取付アダプタが異なります。下記製品ダイアグラムを参考にお選びください。

他社製顕微鏡への接続には、蛍光ミラーカセット装着用のターレットが必要です。
また蛍光観察との共用には、階層構造(2段構造)の利用が条件となります(上段:レーザ、下段:蛍光用光源)。

顕微鏡へのシステムアップには、別途組立調整の費用が必要となります。お使いの顕微鏡のメーカ・品番を合わせて、弊社営業までご相談ください。

製品ダイアグラム

※1 CU-011を介して、コアユニット製品やケージシステムに接続することができます。完成品のコアユニット顕微鏡としては、CUS-BF、CUSmini-BF等に対応いたします。
※2 Nikon社製顕微鏡のうち、Ti2シリーズ、Tiシリーズに対応します。
※3 Olympus社顕微鏡のうち、倒立型ではIX83及びIX73、正立型ではBXシリーズに対応します。倒立型との接続にはLMS2-AD-OL-IX、正立型との接続には
LMS2-AD-OL-BXをそれぞれお選びください。
※4 上記対応機種でも、顕微鏡に付属のオプションや設置環境によっては本製品を接続できない場合があります。詳細については弊社営業までお問い合わせください。
※5 上記対応機種以外の顕微鏡への対応については、弊社営業までお問い合わせください。